本作は、「矢野俊策、F.E.A.R.、KADOKAWA」が権利を有する「ダブルクロス The 3rd Edition」の二次創作物です。

タウンゼント・エレクトロニクス・コーポレーション/TEC

 イギリスを本社とする多国籍企業であり、主には電子工学を専門としているも、医療分野や運送機械、運送車両の製作・販売などと多岐にわたるの大企業の一つです。現在では主力を電子工学の製品としつつも、医療や環境、生活用品などと事業は多岐にわたり、世界各地に社を構える巨大企業グループです。
 元はイギリス貴族、タウンゼント公爵家の17代目公爵、ティボールド・ギルモア=タウンゼントが興した企業であり、元はイギリス軍へ武器を卸す武器商としての側面が多く、公爵家としての名声から来る軍部へのパイプによって会社は一般的な会社と比べ、大きな成長を見せ、当時のイギリス国産の軍事用品の卸売相手としては破格の報酬を得ていました。
 そして、時代の変遷に応じて企業形態の変更をしていき、時流を読み切る事で会社の利益をあげていた企業なのです。社名は時代によって変化しつつも、現在の社名であるタウンゼント・エレクトロニクス・コーポレーションの社名の維持を宣言しており、世間においては略称としてTEC(テック)と言う呼称にて知名度を獲得し、CMや宣伝においてもTEC(テック)と言う呼び名が一般的となっています。

 しかし、彼等にも別の側面が存在し、それは異界研究を行っている内の一つの組織であり、様々な政府との提携にて、一定の地位を得る企業として裏の世界でも悪名を獲得しています。その悪名とは異界にて兵器や薬品の研究開発の実験場であると同時に、その他技術の開発発展のために利用しているからです。
 TECは各国にて世界での有数な企業グループとして、一定の交渉権を得ており、それぞれの異界を統括する勢力との提携を測る事によって、異界研究を加速させており、腰の重い組織とは違い、軽いフットワークにて異界のビジネス利用を実践しています。
 ですが、実態は異界内の実験による余波や被害によって、現実世界にも多大な影響を及ぼす事すら存在し、その尻拭いを行う事すらあるのだと、元から居を構える組織からすれば、トラブルメーカーと言っても差し支えなく、実際には元からいる組織を狙った故意の実験の尻ぬぐいによって、妨害の疑いすらあるのは、異界の利権を欲しがっているからと言われています。
 
 TEC内でも現在においては多数の派閥が存在し、主に異界に対する扱いとして、革新派慎重派に枝分かれしている。自社の利益のみを追求し、周囲の被害を一切考慮しない革新波と他国への被害を極力減らしながら異界研究を進めようとする慎重派の主に二分されており、社内でも意見がまとまる様子はありません。
 特にTECは日本政府とも協力関係を結んでおり、【忌集連】【自衛隊特別調査局:わ号班】との連携も表向きには、成立していますが、実際の所は、自らの利益を追求する集団として、振る舞うのがわかるでしょう。

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